小説

 自分の誕生日ライブのブログを更新しようと思ったんですが、過去のブログだけを更新するのも少し気後れするので、別で新しいブログを書きます。小説を紹介するという少々簡単な内容です。

 世間は暇だそうです。私自身も時間が増えました。本を読む機会が多くなってるので多分そうだと思います。最近また本が好きになったのでめちゃくちゃ雑に紹介いたします。

・センセイの鞄 -川上弘美
 年の差恋愛の話。読む人によってキレイとキモイに分かれる。

・むらさきのスカートの女 -今村夏子
 むらさきのスカートの女が気になる話。怖い。小説的。

・ハローサマー、グッドバイ -M・コーニィ
 青春しすぎてるSF。

・わたくし率 イン 歯ー、または世界 -川上未映子
 リズミカル関西弁で哲学を語る歯科助手の話。

 『ハローサマー、グッドバイ』だけSFで、ほかは純文学です(SFだと純文学じゃないのって変だとたまに思う)。というか『ハロー〜』だけ毛色が違う感じします。こう並べると。
 三女史の小説に共通するのはある種の気持ち悪さで、生理的嫌悪感を抱く人もまあ多分いると思う。けど、なんというかそういう破壊力が好きな気もする。三つの中で一番好きなのは『わたくし率〜』で、正直意味不明な部分もあるけど、文章読んでるだけで楽しいです(怖いくらい)。

 『ハロー〜』は青春恋愛小説な側面が強くて、単純に言えば少年少女の物語なんですが、こう見えてそういうものが好きなんです。後半の畳み掛けが美しくてとても良い。逆にそれまでが少し退屈に感じるときもあった(気がする)。

 どうしようもなく暇だったらぜひ。

 次はパオロ・バチガルピ『ねじまき少女』読みたい。ねじまきって言葉好きなんだ。