唐突ですが新曲が出ました。
15thて。すごいですね。一つ増やすと16thです。特に意味はありません。
ここはブログなのでつまらない話を少ししたいと思います。
今回収録曲の中ではM-2『cogito天才の』、M-4『ロカンタン』を一応私が作詞作曲をしました。めちゃくちゃ癖でてるなと自分では思ってるのですが、どうでしょうか……?
『cogito天才の』のハイパーネタバレになるんですが、作詞で強く影響を受けた動画があります。こちらです。意識高い系。これ見ればだいたい書いてることわかると思います。つまらないと思いますが……。
私ってデジタルがすごく好きで、先鋭的なものが好きで、新しいっぽいものが好きなんですね。その反対で古いもの、変化が乏しいっぽいものはあまり好きじゃありません(好きなものもありますが)。とはいえデジタルを駆使しまくって効率化だけで使うのも好きじゃありません。今回はそういう歌詞です。
そういえば上のフライヤーの上部にも映り込んでるんですけど、『cogito天才の』の仮タイトルは『需要と恐竜』でした。くだらなくて可愛いので本タイトルにしようか結構悩んだんですけど、意味を与えるのがめんどくさそうなので却下しました。
恐竜の歌詞になりそうになってる頃、同時に『ロカンタン』のトラックも作っていました。この曲はトラックを作る→歌詞を書く→それにメロディをつけて乗せるという順番で作りました。今のところ、作曲した楽曲としては一番気に入っています。
普段好きで聴いている音楽ってこういうサウンドのものが多いです。type beatと言っても過言じゃないですね。参考にしたものは多いです。
歌詞を書くに至った理由は、今落ち込んでる人とかはあんまり見ない方がいいかもしれないので折りたたんでおきます。
この歌詞を書く少し前からメンタル面の不調が続いていて(自分は全然気づいてなかったんですが)、その頃の感覚とかが歌詞になっています。
そのときがどんな状態かを説明するのは結構難しいんですが、自分が自分じゃ無いみたいな感覚で、全部他人事のように感じる症状でした。離人症というらしいです。
で、これが本当に意味不明なんですが、感情も全部アンインストールされたみたいな感覚にどんどんなっていきました。実際にはめちゃくちゃ休ませてもらって回復したんですが、このまま消えるかもしれないと思ったのを覚えています。遥か昔にメンタル不調が続いたときも爆裂に休んで治りました。そんなもんなんですかね。
というわけでそのような体験の中作詞をしたのでこのような内容になっています。
内容的にはサルトルの『嘔吐』から影響を受けて主人公ロカンタンくんも借りてきてしまいました。サルトルって私とっても好きなんです。歴史的にはレヴィ=ストロースさんにボコされるんですが……。
サルトルは哲学者で難しい本とかを何冊も書いてて、私なんかには正直意味不明なんですが、基本的には”生まれさせられた人生だけど、この社会で自分の本質を自分で決めていい感じに生きようぜ”的なギャルみたいなノリがあって好きです。
念の為当たり前ですが、私は全然にわかで、専門家でも哲学専攻してたわけでもない、ただの変な普通の人なだけなので、好きなコンビニみたいなノリで哲学者が好きなだけです。
創作といいつつ、相変わらず好きなものをパッチワークみたいに繋げているだけな気もします。そういうこともあって実は作曲も作詞もあんまり自信満々って訳でもないです。普通くらい。なので頑張ってます。
ある期間寡作だった私がここ数ヶ月でたくさん作ってる風ですが、希くんのおかげですねえ。『ロカンタン』とか特にそうですが、夢を叶えさせてもらったような感覚もあります。あと普通に考えて、この曲ええやんって言ってリリースするメンバーも、おかしいと思いますが感謝しています。V系を隠れ蓑に自分の好きなものを放出しているバンドかもしれません。